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お知らせ 2025/07/07NEW

STOP!熱中症 クールワークキャンペーン

     ~暑さ指数(WBGT)の把握、熱中症を重篤化させないための措置、有訴者への特段の配慮~
      厚生労働省では、職場における熱中症予防対策を徹底するため、労働災害防止団体などと連携し、令和7年5月1日
     から9月30日まで
 「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します。

                                          

   

     ●「令和6年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」
       令和6年の速報値では、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,195人、うち死亡者数は30人となっています。
     業種別にみると、死傷者数については、全体の約4割が建設業と製造業で発生しています。また、死亡者数は、
     建設業が最も多く、製造業及び運送業が同数で続きます。
      
多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施が確認
     出来ませんでした。また、糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している
     事例も見られ、医師等の意見を踏まえた配慮がなされていない事例もありました。


           



     熱中症の重篤化防止等の対策
      熱中症による死亡者数は31人(前年と同数)であり、建設業(10人)や製造業(5人)で多く発生
     しています。死亡災害の多くの事例では、重篤化した状態で発見されるケース、医療機関に搬送しないケース
     など、初期対応の放置、対応の遅れが見られました。

      厚生労働省では、それぞれの作業場で、6月1日より施行される労働安全衛生規則(第612条の2)に基づき、
       ①熱中症のおそれがある作業者を早期に発見するための体制整備
       ②熱中症の重篤化を防止するための措置手順の作成
       ③➀、②の体制や手順の関係作業者への周知

      これらの熱中症の重篤化防止等の対策を取っていただくとともに、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を踏まえ、
       [1]暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた熱中症予防対策を適切に実施すること
       [2]作業を管理する者及び労働者に対してあらかじめ労働衛生教育を行うこと
       [3]糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病を有する者に

        対して医師等の意見を踏まえた配慮をおこなうこと
      について重点的に取り組むよう公表しています。



       厚生労働省 令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します 
       https://www.mhlw.go.jp/stf/coolwork_20250228.html
       厚生労働省 STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)
       https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116133.html  
       厚生労働省 令和6年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します
       https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58389.html

                                                     
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